光束工業の強み

自動車用排気部品の受託量産製造において約30年の実績をもつ当社には、間接経費を抑える量産ラインを構築・運用するノウハウがあります。お客さまから支給された図面をできるだけ低コストで実現化し、高品質な製品を遅滞なくお届けすることが当社の果たすべき役割です。最適な素材や設備などを選択する工程設計では、事前相談を通して図面の実現性やコスト削減、品質向上についてご提案。また、量産前に行うデザインレビューでは問題点をあぶり出して設計変更を加えるなど、製品の品質と生産性を最大限に高める努力をします。

当社が長年培ってきた確かな金属加工技術を駆使すれば、多種多様な製品生産に対応することができます。材料投入から製品完成まで10工程以上必要とする製品にも携わっており、プレス加工と溶接加工を組み合わせた一貫生産ラインを自社工場に構築しています。また、従業員一人ひとりの特性や経験に応じた職場配置を行い、最適な費用対効果が発揮できる工場管理を実施。「事前に対策を打つことで不具合発生を予防する」といった長年の経験やノウハウをしっかり引き継いで活かすなど、従業員が一丸となって高品質な生産に取り組んでいます。

当社は創業以来、「お客さま第一」という考えを大切にして事業を継続してきました。お客さまの目線に常に立ってニーズをくみとり、思考し実行することがお客さまの安心や満足度の向上につながっています。なかでも品質保証についてはこだわりをもって取り組んでおり、2003年には国際標準品質規格であるISO9001の認証も取得。お客さまへの流出不良は毎年のように0件を記録し、「光束工業といえば品質」との評価をいただいています。当社の優れた品質保証実績は、高い品質意識を備えた各職場の従業員が一つ一つの作業に責任をもって取り組むことを根本として成り立っており、無用な検査作業コスト削減にもつながっています。

取得内容

JIS Q9001:2015／ISO 9001:2015

登録証番号

JQA-QMA10539

登録事業者

光束工業有限会社

審査機構

(一財)日本品質保証機構

認証登録日

2003年10月17日

当社の高品質な製品は、自動車製造に欠かせない部品として使用されています。30年来のお取引きがある自動車向け大手サプライヤーさまからは、過去27年のうちに17度の年間優秀サプライヤー表彰を受賞。第2工場を新設するなど設備投資を進めたことで取引きはさらに拡大し、現在では全量産車に当社製品が採用されています。万一、不良品が発生した場合でも、正面から問題に向き合って解決しようとするのが当社のスタイル。その姿勢や行動が、従業員の品質に対する意識をさらに向上させ、その結果、「常に利用したい取引先であり続ける」ことができていると考えています。

毎年のように地震や豪雨などの自然災害が起こる国内だけでなく、近年では世界的な感染症流行や紛争も加わり、製造業に欠かせない安定した部品調達に影響が出ています。当社においてもさまざまなリスクに備えるため、BCPに取り組んでいます。山口県は比較的自然災害が少なく、当社のある光市は瀬戸内に面した温暖少雨の気候に恵まれているため、降雪もほとんどありません。また、陸路では山陽自動車道の熊毛ICから車で約10分のところに位置しており、海路でも徳山港や柳井港から車で約30分の距離のため、フェリーを活用して輸送コストを低減することも可能です。

当社では、自社工場に空調設備や排煙設備を導入するなど、働きやすい現場環境づくりに取り組んでいます。従業員に対しては一人ひとりの労働意欲や自主性を尊重し、健康面を優先するため夜勤は行っていません。そういった取り組みが低い離職率を維持し、大きな事故や労働災害の発生を防ぐ高い安全意識を育むことにつながっていると考えています。また、当社の財務基盤は自己資本比率50%以上を維持し、昨今の変化の激しい世界経済情勢下でも健全性を保っています。さらに2019年に本社工場隣接地に第2工場を建設したことで事業は順調に拡大し、翌年には年間売上高10億円を突破することができました。